ミカゲ製ライトシュミット(18cmF4)NJP赤道儀 2004.6.01

20年以上前に購入したライトシュミット鏡筒です。もう一度再生して復活させたいと思っていますが、
果たして直して再生する価値があるか、どうか...??..とりあえず現状で試写してみることにしました。

左:ガイド用10cmED屈折鏡筒(ビクセンED102s)
右:補正板直径18cm(主鏡直径は21cm)口径比F4ミカゲ製ライトシュミット鏡筒

ライトシュミットは、シュミット式の面倒さ
(焦点位置が筒内、焦点像が平面でな
い=カットフィルムしか使えない等)を
改善して登場した?と記憶しています。
ただし、肝心の口径比は本家シュミット
(F1-F2)に比べて暗い。(F3-F4程度)

当時、シュミット鏡で素晴らしい天体写
真を撮っている人もいらっしゃいました
が、使いこなせず眠ったままのシュミッ
ト鏡も多かったと聞いています。
ライトシュミット鏡は焦点位置を筒外へ
出したこと、焦点面が平面になったこと
により、短焦点ニュートン式反射のような
感覚で撮影できるようになっていました。
これなら普通の銀塩フィルム一眼レフボ
ディも使えるということで購入。

しかし、購入時、良好な追尾精度をもつ
赤道儀を持たなかったことも災いし、2,
3年後には金沢の星仲間に貸し出してし
まったのでした。ハハ、まさしく使いこな
せずに眠らせるよりは..ということで..

金沢の山中にある観察小屋で約10年程
過ごしたようです。その後、金沢の知人
宅に保管されていたところを約4年前に
引き取り、無事手元に戻ったわけです。

約20年の歳月の間に、光学系にはカビ
らしきものは無いものの、曇りやメッキ不
良箇所が発生しています。
即座に再メッキやクリーニング、再調整等
に出そうかと思いましたが、実際に撮影で
きるか確かめてからと思い、画像のように
組み直してみた、というわけです。試写
してみて目処が立てば再生修復依頼を
某ショップに出すつもりです。

ライトシュミット市場は、その後登場した
短焦点反射光学系+補正レンズにより
比較的短命で終了したように思います。
ミカゲ製よりもひと回り小さいJSO(日本
特殊光機?)製がトータルバランス的に
よかったようです。

タカハシやビクセンの程度のよい短焦点
写真鏡筒中古価格よりも修理・補修費が
高いようだと止めるかも...。

架台はタカハシNJP赤道儀。
三脚下部に3輪キャスター(ホームセン
ターの組立型棚用アングル材で自作)
を付けたことにより、このまま外に引っ張
り出せ、稼働率が上がりました。

(右画像↓印)
北側の脚下に高度調節用ネジが取り付
けてあり、脚部の水平調整=極軸高度
調整をしやすくしてあります。

ミカゲのライトシュミット鏡筒は、JSO(日
本特殊光機?)のライトシュミット鏡筒より
ひと回り大きく、重量もあるため(旧20cm
F6-F8反射鏡筒と同程度)、EM200クラ
スでは保たないものと思われます。見た
とおり、バランスウエイト3個シャフトやや
下側で釣り合うことからも想像できると思
います。
(C) K-Yoshio

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